①分かりやすい光脱毛と医療脱毛の根本的な違いの説明
タンクトップやノースリーブ、ミニスカートなどの素肌を露出した服を着用するのはなかなか勇気がいります。誰に見られても恥ずかしくないツルツルのお肌を手に入れたいけれど、毎日ムダ毛処理をするのは面倒臭いし、カミソリで皮膚を繰り返し刺激することで起こる色素沈着が気になると言う方には、エステサロンや美容クリニックでできる脱毛がおすすめです。
脱毛を行う場合、最初に決めたいのは「光脱毛」と「医療脱毛」のどちらにするかですが、ここではまずこの二つの脱毛の違いについて触れていきます。
まず決定的な違いとして、行える場所が違います。エステサロンが採用しているのは光脱毛で、クリニックが採用しているのが医療脱毛です。そもそもエステサロンでは医療脱毛は行えないため、医療脱毛をしたいならばクリニックに行くしかありません。これは、クリニックで採用されている医療脱毛用の医療レーザーのマシンが、毛根の毛母細胞を破壊して毛を生えないようにすると言う行為が医療行為と捉えられているためで、医療機関ではないエステサロンでは医療レーザーを取り扱うことができず、医療脱毛を行えないためです。
また光脱毛はその名の通り、光(フラッシュ)による脱毛ですが、医療脱毛は先述した通り医療レーザーによる脱毛のため、光かレーザーかと言う違いもあります。
光脱毛では、体毛の黒や茶色などの色、すなわちメラニン色素に反応する光を脱毛したい部位に照射して、毛根にアプローチをすることで脱毛を促すと言うものです。光を当てて毛根にダメージを与えて毛が生えにくくするのですが、メラニン色素は光脱毛用の光を吸収しやすいため、熱が65度から70度に上昇して毛の源とも言える毛母細胞にダメージを与えます。エステサロンが行う光脱毛は医療脱毛に比べると出力が弱いので、すぐに効果があらわれると言う事はありませんが、繰り返すことで次第に毛母細胞が弱くなり、毛穴が収縮して目立たなくなると言うものです。
対して医療脱毛は医療レーザーを用いる脱毛で、こちらも光脱毛と同様に皮膚に照射してメラニン色素に働き掛けます。医療レーザーは光脱毛の光よりも出力が高く、永久脱毛に近い効果を得られると言うことで近年人気を高めています。ただし、照射出力が高いので光脱毛よりもしっかりと効果を実感できる一方で、料金がエステサロンの光脱毛よりも高く設定されているため、コスト面で難があるのも特徴です。
光脱毛と医療脱毛では照射出力が違うと書きましたが、そうなると当然効果があらわれるまでの期間も変わってきます。光脱毛は医療機関ではないため照射出力を高くすることができず、医療レーザーも扱えないので、エステサロンで脱毛をしてもはっきりとした効果を得られるまでには数回は通わなければなりません。中にはプラン通りの回数では脱毛を完了することができず、繰り返し通うと言うケースもあります。
対して医療脱毛は照射出力が高いため、効果が実感できるのも早いのが特徴です。早ければ初回から違いを感じられ、施術を繰り返すうちにはっきりと効果を実感することができるでしょう。効果が高いと言うことは、施術完了までがスピーディーであると言うことで、少ない回数で終わらせることができるのです。
しかし、1回あたりの施術の時間はどうでしょうか。光脱毛と医療脱毛、それぞれにかかる施術時間は、実はまったく違います。例えば全身脱毛を行う場合、光脱毛ならば45分程度で1時間かからないことも多いですが、医療脱毛は1回あたりになんと3時間を越え、時には4時間近くになることもあります。医療脱毛は確かに効果が高いのですが、医療レーザーを用いることからも分かるように、1度の照射でカバーできる範囲がとても狭いのです。対して光脱毛は範囲が広いため、1回の照射で広範囲をカバーできることから、施術時間が非常に短いのが特徴です。45分と言う施術時間は全身脱毛をフルで行った場合のものなので、パーツを幾つかに絞った脱毛ならば、より早く終わらせることができるでしょう。
光脱毛と医療脱毛では、トラブルがあった時の対処も変わってきます。光脱毛はエステサロン、医療脱毛はクリニックでできると言う点からも分かる通り、医療脱毛を行うにはクリニックに医師が常駐していることが必須となるため、仮に施術中に何らかのトラブルがあったとしてもすぐに処置してもらえますし、薬も処方してもらえます。一方でエステサロンは医療機関とは認められていないため、医療行為を行うことができません。もちろん、エステサロンもトラブルを未然に防ぐよう冷却ジェルを塗る、アフターケアとしてお肌のトリートメントを行うなど様々工夫をしていますし、事前にしっかりカウンセリングを行っているので安全性は高いです。
安全性と言う点で言うと、資格の有無も気になるところではないでしょうか。脱毛の施術をするにあたり、資格は必要になるのでしょうか?
医療脱毛は医療行為であり、使用するのも医療用のマシンを使用することから、当然資格が必要になります。ただし医療脱毛(医療レーザー)専用の資格があるわけではありません。医療レーザーを扱う上で必要になるのは、医師免許か看護師の資格です。当然、前職がエステティシャンで光脱毛を行っていたとしても、医師免許か看護師資格がなければクリニックで医療脱毛を行うことはできません。
逆に脱毛サロンの光脱毛の場合は、必須となる資格はありません。無資格でも光脱毛を行うことができます。しかし大手脱毛サロンの中にはスタッフの教育に力を入れており、独自の資格を設けることでより質の高いスタッフを育て上げていると言うケースも多いです。医師・看護師と違い民間資格であるため、それほど信頼性が高いと言うわけではありませんが、スタッフの質を測る一つの目安にはなるでしょう。
これだけを聞くと、やはり医師や看護師が行う医療脱毛の方がより安全性が高いように感じるかも知れませんが、医師・看護師の研修中に医療脱毛を学ぶと言うことはありませんので、例え資格を有していても技術や知識が無いと言うことも十分に有り得ます。光脱毛と医療脱毛、どちらを選ぶにせよ大事なのは、事前にその脱毛サロンやクリニックについての下調べを行い、悪い評判が無いかをチェックすることでしょう。
②光脱毛の施術方法と痛み・効果について調べてみました
脱毛サロンなどで受けることができる光脱毛は、黒や茶色のメラニン色素に反応する特殊な光を皮膚へ照射すると言うもので、数ある脱毛の中でも非常に手軽なものとして人気が高いですが、そんな光脱毛には主に2種類の脱毛方式があります。一つは「IPL方式」で、もう一つが「S.S.C方式」です。
「IPL方式」で用いられるのは、インテンスパルスライト(IPL)と言う特殊な光です。インテンスパルスライトには脱毛を促進する効果があり、皮膚や体毛の黒色や茶色、すなわちメラニン色素に反応します。
一方「S.S.C方式」はクリプトンライトと言う光を用います。S.S.C方式はイタリアの美容機器メーカーDEKAが開発したもので、海外発となると少々不安を覚えるかも知れませんが、そもそも日本市場に向けて開発されたものなので安心して使用することができます。クリプトンライトは使用前に専用のジェルを塗るのが特徴で、光を照射すると毛根にダメージを与えます。S.S.C方式で使用される専用ジェルには減毛効果があるだけでなく、皮膚を滑らかにする効果もあるため、どうしても肌に負担をかけがちな脱毛にはピッタリです。
脱毛サロンで光脱毛をしてもらう場合、基本的にはスタッフの指示に従えば良いですが、施術前後に自分で行わなければならないことがあります。
脱毛前に行うのは、現在生えているムダ毛の自己処理です。中には剃毛サービスを行っているサロンもありますが、それほど多くありませんので、基本的には自分で行うものと考えた方が良いでしょう。施術の二日前から前日までに自己処理を行うよう指示されることが多いです。なぜこれから脱毛サロンに行くのにわざわざ自己処理をしなければならないかと言うと、光脱毛の光はメラニン色素に反応するようできているためです。ムダ毛が生えっぱなしだと、生えているムダ毛自体が熱エネルギーを多く吸収して焼け焦げてしまい、火傷や肌トラブルの原因になってしまいます。
施術後はどのサロンでも、しっかりとしたスキンケアを行うことが推奨されています。カミソリや毛抜きを用いるわけではないとは言え、お肌にはしっかり負担がかかっているので、入念な保湿ケアを行いましょう。もし肌が火照っていると感じる場合は、保冷剤をタオルで包んで火照りを冷ますことも重要です。
脱毛サロンに通う場合、事前に「○○はしないで下さい」と指示されるものがあります。第一に、前日・当日の飲酒。施術前に飲酒をすると、施術中に気分が悪くなることがあります。また施術直後に飲んだ場合は、身体にアルコールが回ることで体温が上昇し、肌も火照った状態になります。元々施術直後の肌は熱を帯びやすいため、肌に痒みを感じたり肌トラブルの原因になることがあるのです。同じような理由で脱毛直後のスポーツやサウナ、岩盤浴、入浴は避けましょう。しかし、お風呂に数日入れないのは辛いですよね。そう言う場合はぬるめのシャワーで汗を流す程度なら大丈夫です。
意外に思われるかも知れませんが、施術前の予防接種も控えることが推奨されています。予防注射を受ける時にも当日の入浴や飲酒、運動などの指示がありますが、実は脱毛もNGなのです。これは予防接種後の肌は敏感な状態であり、体調不良やアレルギー反応が出ることもあるため、肌に刺激を与える脱毛も控えた方が良い、という考えによるものです。
お風呂などは一日あければOKなので、脱毛も一日から二日程度日をあけていれば問題ないと感じるかも知れませんが、実はその考えは大きな間違いです。予防接種後に脱毛サロンに通うなら、1週間から10日は日をあけるようにしましょう。どの程度間をあけるかはサロンによって違うため、事前に問い合わせておくことをおすすめします。
次に光脱毛の痛みについてですが、これには個人差や部位による差があるものの、基本的にはそれほど強くは感じません。元々光脱毛はレーザー脱毛やニードル脱毛に比べて痛みが少なく、痛みに敏感な人でも受けられるため、レーザー脱毛の方が効果があると分かっていても、敢えて光脱毛を選ぶと言う人も居るくらいです。なおしっかりとした毛が密集しているデリケートゾーンや脇の下は、光脱毛であっても多少の痛みを感じることがあるので注意しましょう。
③医療脱毛の施術方法と痛み・効果について調べてみました
医療脱毛はクリニックで行うもののため、脱毛サロンに比べると少し敷居が高いように感じられるかも知れません。一体どのような流れで行われるのかについて、説明していきます。
基本的には、光脱毛とそこまで変わりません。カウンセリングで脱毛の説明や、どの部位をどの程度脱毛するかを相談し、現在の肌の状態をみてもらって方針を決めます。また実際にレーザーを使ってテスト照射を行います。
施術前日の注意点は光脱毛とほとんど同じで、自分で剃毛処理を行い、飲酒は避けるなどの体調管理を行うことが必要です。もし生理が来てしまった場合は、生理期間中でも受けられるかをスタッフの方に確認しましょう。
施術の手順ですが、まず自己処理し損ねた部位がある場合は、シェーバーで処理をして綺麗な状態にします。これは、医療脱毛で採用しているレーザーはメラニン色素に反応するものであるため、剃り残しがあるとそこに熱が集まってしまい、焼け焦げたり火傷の原因になってしまうためです。施術箇所にムダ毛が無い状態になったら、次はその部位の消毒を行います。医療用レーザーとは言え目に入っては危険なため、ゴーグルを着用します。顔を脱毛する場合はゴーグルが邪魔になるので着用できませんが、その代わり専用のコンタクトレンズが用意されています。
照射箇所のマーキングや、冷却ジェルの塗布をした後、いよいよ照射開始です。施術が終わったら肌をクールダウンさせるためにアイスパックなどで冷却し、皮膚が炎症を起こさないよう消炎剤を塗って終了となります。
クリニックで行うのはここまでですが、自宅に帰ってからも脱毛した箇所はしっかり保湿するよう心掛けましょう。またレーザーを照射した箇所は熱を帯びている状態のため、急激に体温が上昇すると痒みを生じる可能性があるので、入浴や飲酒、運動は避けるようにしてください。火照りや赤みが引かない場合は、すぐに医師に相談して肌の状態を診てもらうことをおすすめします。
施術後、数日たつと再び毛が生えてきますが、これは医療脱毛の効果の効果が無かったからではありません。むしろ逆で、効果が現れている証拠です。一見すると新しく毛が生えているように見えますが、実はこの状態は医療レーザーによって処理した毛が押し上げられた為に起こるもので、しばらく放っておくと生えてきた毛は自然と抜け落ち綺麗な状態になります。最初は毛穴が気になるかも知れませんが、すぐに収縮して気にならなくなります。
医療脱毛は光脱毛に比べると痛みが強いと言いますが、本当のところはどうなのでしょうか。痛みの感じ方は人それぞれなので一概に「痛い」、「痛くない」と言い切ることはできませんが、各クリニックの口コミやレビューを見ていると、確かに「痛みを感じた」と言う意見が見られますね。ただ、痛みの度合いはやはり個人差があり、痛みを感じやすい場所・感じにくい場所があります。よく言われるのは、「輪ゴムで皮膚を弾かれたような痛み」です。耐えられないほどではないけれど、思わず目をつぶってしまうような痛み、と言えば想像しやすいでしょうか。
光脱毛と同様、デリケートゾーンや脇の下、脚などのしっかりとした毛が密集している部位は痛みが強くなりやすい傾向があります。別料金になることも多いですが、お願いをすれば麻酔をしてもらうことで痛みを軽減させることも可能です。
④光脱毛の料金と通い方・実際のクチコミを調べてみました
光脱毛は脱毛サロンに何度も通って処理を行うため、「○回コース」と言うように回数で料金設定をされている場合も多いですが、短期間のうちに頻繁に通ってもそれほど効果は出ません。それどころか、意味が無いと言うこともあります。それと言うのも、脱毛をするには体毛の成長期に合わせなければならないからです。
体毛には、毛が生えてくる時期と、毛が生えきり成長が止まる時期、そして毛が抜け落ちる退行期、毛が抜け落ちた後のまだ毛細胞が育ち切っていない休止期があります。髪の毛はともかく、他の体毛は一定以上伸びる事はないですよね? 気を付けたいのは、退行期と休止期に光脱毛を行ってもほとんど効果が得られないと言う点です。光脱毛の光はメラニン色素に反応しますが、退行期から休止期にかけてはこのメラニン色素がほとんどないので、照射しても光が反応しないのです。当然、この期間に何度も通うと損にしかなりません。光脱毛を行う場合は、毛根がしっかりと育っている時期に光を照射する必要があるのです。
ならば、体毛の成長期に毎日のように通えば良いのではないか? そう思われるかも知れませんが、それも良くありません。光脱毛はニードルやレーザーに比べれば肌への刺激が少ないですが、それでも繰り返し行うことで肌に負担を強いることになります。近年では施術後にお肌のケアまでしてくれるサロンも増えてきましたが、それは言い換えれば、脱毛と言う行為がお肌の負担になると脱毛サロン側も認識しているから。脱毛を効率的に、かつお肌に負担なく行うには、毛周期に合わせて定期的に通うのが最も良いのです。
脱毛をする上で気になるのは、やはり料金ですね。細かい金額は脱毛サロンやどの部位を脱毛するか、何回コースかなどによって変わってきますが、6回コースで全身脱毛をする場合は164,700円程度が相場と言われています。人気が高い脇の下なら16,000円、デリケート(VIO)ゾーンは58,000円、範囲が広い背中は71,600円程度が相場なので、参考にしてください。
光脱毛の口コミを調べてみると、やはり「痛みが少なくて良かった」と言うものが多く見られますね。また、光脱毛は医療脱毛に比べると効果が弱く、何度も通わなければ効果が得られないと言う評価をされることが多いですが、「2、3回通ったら効果があった」と言うレビューも多く見られたため、必ずしも光脱毛=効果を実感するまでに時間がかかる、と言うわけではありません。
また様々な口コミを見比べてみたところ、効果がある人・効果がない人には一定の傾向があることも分かりました。光脱毛で効果を実感しやすいのは、まず肌の色が白い人・ムダ毛の色が黒くて濃い人です。脱毛に使用されるマシンの光はメラニン色素に反応しますが、この光は皮膚が白く、ムダ毛の色がはっきりしている、肌とムダ毛のコントラストが明瞭な人の方が効果を実感しやすいのです。そのため肌が色黒であったり、日に焼けている、体毛の色が薄いと言う人は、マシンが肌とムダ毛の色を識別するのが難しくなり、効果も実感しにくいのです。口コミだけでは、書き込んだ人の肌や体毛の色まで分かりませんか、「効果が実感できなかった」と言う理由から評価を低くしている人の中には、このような肌のコントラストの問題で効果があらわれなかったと言うケースもありそうですね。
光脱毛は回数を重ねることで次第に効果が表れてくる脱毛であり、1回目からハッキリと効果を感じられることはそれほど多くありません。個人差があるので中には最初から効果を実感できる人も居ますが、口コミを見ていると4回目くらいから毛の量が減ったと感じる人が多いようです。
レビューの中には、「非日常を味わえるのが良い」と言うものも多かったです。これはサロンの方針にもよりますが、光脱毛は基本的に脱毛サロン(エステサロン)で行うため高級感があるところも多く、リゾートホテルでエステやマッサージを受けているような気分になれることから、ちょっとした非日常を体験できると言うものです。日頃仕事や家事育児に追われがちな女性が日常を忘れ、脱毛すると共に気持ちをリフレッシュさせる場として人気を高めている節もあるようですね。全ての脱毛サロンが高級感のある演出をしているわけではありませんし、クリニックのような清潔感を重視したシンプルな内装のところも多いですが、やはり女性としてはラグジュアリーな空間には憧れるものがあるのも事実です。
⑤医療脱毛の料金と通い方・実際のクチコミを調べてみました
光脱毛に比べて効果が高いとされる医療脱毛ですが、通い方や注意すべき点はそれほど違いません。医療脱毛も毛周期に合わせて医療レーザーを照射することになるため、基本的には2~3月に1回の周期で通うことになります。光脱毛と違うのは、医療脱毛は効果が高いために回数が少なくて済むと言う点でしょう。光脱毛だと脱毛完了までには18回程度脱毛サロンに通わなければなりません。2~3ヶ月に1度の頻度で通うことを考えると、脱毛完了までにかかる期間は2年から3年程度と言うことになります。一方で医療脱毛が脱毛完了までに通う回数は、光脱毛よりもずっと少なく10回程度になります。期間も1年半から2年程度と、約半分です。医療脱毛の医療レーザーは光脱毛の光よりもずっと効果が高く、さらに短時間で脱毛を完了させることができますが、一方で痛みを感じやすく、光脱毛よりも料金が高いと言う点がネックになるため、総合的に見てどちらが自分に合っているのかで判断すると良いでしょう。
次は、医療脱毛のネックとして数えられる料金についてです。光脱毛と同様に、6回コースを基準に医療脱毛の相場をご紹介致します。医療脱毛はその効果の高さから、全身まるっと脱毛を希望する人が多いですが、全身を行う場合は6回で400,000円程度と非常に高額になります。脱毛サロンなら格安コースが用意されていることが多い脇の下も、医療脱毛なら140,000円程度と10万円を軽く越えます。これだけを見ると非常に高く感じるかも知れませんが、医療脱毛は光脱毛に比べて少ない回数で完了することができるため、一概に高いとは言い切れません。光脱毛を行っている脱毛サロンでも、悪質なサロンになると繰り返し来させるためにあえて弱い光を照射している、なんて詐欺まがいのところもあります。
また、光脱毛は規定回数の施術をしても満足いく効果が得られず、何度も通ったことで結局的に高くついてしまうこともあるため、それを思えば一概に「高い」とも言い切れません。脱毛の効果が弱いけれど料金が安く設定されている光脱毛に何度も通うか、料金は高めになるけれど効果がはっきり見て取れる限りなく永久脱毛に近い医療脱毛に通うか、よく比較して検討しましょう。
最後に、医療脱毛の口コミを調べてみました。医療脱毛はその効果の高さから、「やって良かった」と言う感想を抱いている人が非常に多いです。毎日ムダ毛処理をする手間が無くなるだけでなく、カミソリで皮膚をいためることもないため、お肌もツルツルになります。
中には部位によって光脱毛と医療脱毛を使い分けていると言う人の感想もありましたが、やはり脱毛の効果は医療脱毛の方が上のようです。その人が光脱毛と医療脱毛を使い分けた理由は「痛みに弱いので、痛みが強いと言われている医療脱毛でデリケートな場所を脱毛するのは避けたい」と言うもので、痛みに敏感だと自覚している人はこのような使い分けをするとストレスなく脱毛できますね。
家庭用脱毛器を使って脱毛していたと言う人が、効果が得られず医療脱毛で脱毛をしたと言うレビューもありました。実際に調べたことがある方ならば既にご存知かと思いますが、家庭用脱毛器は意外と高価な商品であるため、レビューをした人もまさか全く効果が得られないとは思っていなかったようです。藁にも縋る思いでクリニックに足を運び医療脱毛をしたところ、家庭用脱毛器の失敗があったので最初はそこまで期待していなかったものの、1回、2回と繰り返すうちに効果があらわれ、3回目にははっきりと減毛したのが分かり、脱毛完了前なのに目に見えてツルツルになったお肌に感激した様子です。最初は料金の高さから躊躇っていたようですが、そのレビューは「満足です!」と言う言葉で締められていました。確かに医療脱毛の料金は光脱毛などに比べると高めに設定されていますが、その分効果は高く、口コミやレビューを読んでいても受けた人の満足度が高いことが分かります。
口コミを読んでいて驚いたのは、「医療脱毛をして後悔した」と言うネガティブな内容のものが少なかった点です。もちろん全部が全部肯定的な意見ということはなく、「痛くて施術が辛かった」「期待していたほどの効果はなかった」などの感想もあるにはありましたが、元々医療脱毛の効果には個人差があることを考えれば、多少否定的な意見が出てくるのも仕方がないことです。またネガティブな口コミ・レビューをしている人も、「全く効果が無かった」と言っている人は殆ど居なかったため、一定の効果は得られていることが分かります。
実際に脱毛を経験したことがある人は、やはりクリニックの医療脱毛を高く評価しており、美容に関する質問掲示板で「脱毛をしたいのですが、オススメはありますか?」と言う質問に対して「脱毛をするならクリニックが良い」と言う回答が多くついていました。実際に医療脱毛をしたことがある人の多くがその結果に満足していて、他の人にもすすめています。
医療脱毛をした人の多くが選択しているパーツは、やはりワキです。もはや脱毛の代名詞とも言えるパーツですね。タンクトップやノースリーブ、水着を着る時に必ず処理する部位であり、それだけに黒ずみを起こしやすい場所ですから、脱毛を希望する人はかなりの確率でワキを選択します。また、ワキを脱毛したところ思いのほか効果に満足がいったため、他の部位も追加でお願いしたり、全身脱毛に思い切ると言う人も少なくありません。複数の箇所を脱毛する場合は、脱毛部位を一つ一つ追加していくよりも、まとめて脱毛してもらうコースや全身脱毛を選択する方がお得になるので、脱毛箇所を決める前に口コミやレビューを参考にすると良いでしょう。
脱毛を行う場合、最初に決めたいのは「光脱毛」と「医療脱毛」のどちらにするかですが、ここではまずこの二つの脱毛の違いについて触れていきます。
まず決定的な違いとして、行える場所が違います。エステサロンが採用しているのは光脱毛で、クリニックが採用しているのが医療脱毛です。そもそもエステサロンでは医療脱毛は行えないため、医療脱毛をしたいならばクリニックに行くしかありません。これは、クリニックで採用されている医療脱毛用の医療レーザーのマシンが、毛根の毛母細胞を破壊して毛を生えないようにすると言う行為が医療行為と捉えられているためで、医療機関ではないエステサロンでは医療レーザーを取り扱うことができず、医療脱毛を行えないためです。
また光脱毛はその名の通り、光(フラッシュ)による脱毛ですが、医療脱毛は先述した通り医療レーザーによる脱毛のため、光かレーザーかと言う違いもあります。
光脱毛では、体毛の黒や茶色などの色、すなわちメラニン色素に反応する光を脱毛したい部位に照射して、毛根にアプローチをすることで脱毛を促すと言うものです。光を当てて毛根にダメージを与えて毛が生えにくくするのですが、メラニン色素は光脱毛用の光を吸収しやすいため、熱が65度から70度に上昇して毛の源とも言える毛母細胞にダメージを与えます。エステサロンが行う光脱毛は医療脱毛に比べると出力が弱いので、すぐに効果があらわれると言う事はありませんが、繰り返すことで次第に毛母細胞が弱くなり、毛穴が収縮して目立たなくなると言うものです。
対して医療脱毛は医療レーザーを用いる脱毛で、こちらも光脱毛と同様に皮膚に照射してメラニン色素に働き掛けます。医療レーザーは光脱毛の光よりも出力が高く、永久脱毛に近い効果を得られると言うことで近年人気を高めています。ただし、照射出力が高いので光脱毛よりもしっかりと効果を実感できる一方で、料金がエステサロンの光脱毛よりも高く設定されているため、コスト面で難があるのも特徴です。
光脱毛と医療脱毛では照射出力が違うと書きましたが、そうなると当然効果があらわれるまでの期間も変わってきます。光脱毛は医療機関ではないため照射出力を高くすることができず、医療レーザーも扱えないので、エステサロンで脱毛をしてもはっきりとした効果を得られるまでには数回は通わなければなりません。中にはプラン通りの回数では脱毛を完了することができず、繰り返し通うと言うケースもあります。
対して医療脱毛は照射出力が高いため、効果が実感できるのも早いのが特徴です。早ければ初回から違いを感じられ、施術を繰り返すうちにはっきりと効果を実感することができるでしょう。効果が高いと言うことは、施術完了までがスピーディーであると言うことで、少ない回数で終わらせることができるのです。
しかし、1回あたりの施術の時間はどうでしょうか。光脱毛と医療脱毛、それぞれにかかる施術時間は、実はまったく違います。例えば全身脱毛を行う場合、光脱毛ならば45分程度で1時間かからないことも多いですが、医療脱毛は1回あたりになんと3時間を越え、時には4時間近くになることもあります。医療脱毛は確かに効果が高いのですが、医療レーザーを用いることからも分かるように、1度の照射でカバーできる範囲がとても狭いのです。対して光脱毛は範囲が広いため、1回の照射で広範囲をカバーできることから、施術時間が非常に短いのが特徴です。45分と言う施術時間は全身脱毛をフルで行った場合のものなので、パーツを幾つかに絞った脱毛ならば、より早く終わらせることができるでしょう。
光脱毛と医療脱毛では、トラブルがあった時の対処も変わってきます。光脱毛はエステサロン、医療脱毛はクリニックでできると言う点からも分かる通り、医療脱毛を行うにはクリニックに医師が常駐していることが必須となるため、仮に施術中に何らかのトラブルがあったとしてもすぐに処置してもらえますし、薬も処方してもらえます。一方でエステサロンは医療機関とは認められていないため、医療行為を行うことができません。もちろん、エステサロンもトラブルを未然に防ぐよう冷却ジェルを塗る、アフターケアとしてお肌のトリートメントを行うなど様々工夫をしていますし、事前にしっかりカウンセリングを行っているので安全性は高いです。
安全性と言う点で言うと、資格の有無も気になるところではないでしょうか。脱毛の施術をするにあたり、資格は必要になるのでしょうか?
医療脱毛は医療行為であり、使用するのも医療用のマシンを使用することから、当然資格が必要になります。ただし医療脱毛(医療レーザー)専用の資格があるわけではありません。医療レーザーを扱う上で必要になるのは、医師免許か看護師の資格です。当然、前職がエステティシャンで光脱毛を行っていたとしても、医師免許か看護師資格がなければクリニックで医療脱毛を行うことはできません。
逆に脱毛サロンの光脱毛の場合は、必須となる資格はありません。無資格でも光脱毛を行うことができます。しかし大手脱毛サロンの中にはスタッフの教育に力を入れており、独自の資格を設けることでより質の高いスタッフを育て上げていると言うケースも多いです。医師・看護師と違い民間資格であるため、それほど信頼性が高いと言うわけではありませんが、スタッフの質を測る一つの目安にはなるでしょう。
これだけを聞くと、やはり医師や看護師が行う医療脱毛の方がより安全性が高いように感じるかも知れませんが、医師・看護師の研修中に医療脱毛を学ぶと言うことはありませんので、例え資格を有していても技術や知識が無いと言うことも十分に有り得ます。光脱毛と医療脱毛、どちらを選ぶにせよ大事なのは、事前にその脱毛サロンやクリニックについての下調べを行い、悪い評判が無いかをチェックすることでしょう。
②光脱毛の施術方法と痛み・効果について調べてみました
脱毛サロンなどで受けることができる光脱毛は、黒や茶色のメラニン色素に反応する特殊な光を皮膚へ照射すると言うもので、数ある脱毛の中でも非常に手軽なものとして人気が高いですが、そんな光脱毛には主に2種類の脱毛方式があります。一つは「IPL方式」で、もう一つが「S.S.C方式」です。
「IPL方式」で用いられるのは、インテンスパルスライト(IPL)と言う特殊な光です。インテンスパルスライトには脱毛を促進する効果があり、皮膚や体毛の黒色や茶色、すなわちメラニン色素に反応します。
一方「S.S.C方式」はクリプトンライトと言う光を用います。S.S.C方式はイタリアの美容機器メーカーDEKAが開発したもので、海外発となると少々不安を覚えるかも知れませんが、そもそも日本市場に向けて開発されたものなので安心して使用することができます。クリプトンライトは使用前に専用のジェルを塗るのが特徴で、光を照射すると毛根にダメージを与えます。S.S.C方式で使用される専用ジェルには減毛効果があるだけでなく、皮膚を滑らかにする効果もあるため、どうしても肌に負担をかけがちな脱毛にはピッタリです。
脱毛サロンで光脱毛をしてもらう場合、基本的にはスタッフの指示に従えば良いですが、施術前後に自分で行わなければならないことがあります。
脱毛前に行うのは、現在生えているムダ毛の自己処理です。中には剃毛サービスを行っているサロンもありますが、それほど多くありませんので、基本的には自分で行うものと考えた方が良いでしょう。施術の二日前から前日までに自己処理を行うよう指示されることが多いです。なぜこれから脱毛サロンに行くのにわざわざ自己処理をしなければならないかと言うと、光脱毛の光はメラニン色素に反応するようできているためです。ムダ毛が生えっぱなしだと、生えているムダ毛自体が熱エネルギーを多く吸収して焼け焦げてしまい、火傷や肌トラブルの原因になってしまいます。
施術後はどのサロンでも、しっかりとしたスキンケアを行うことが推奨されています。カミソリや毛抜きを用いるわけではないとは言え、お肌にはしっかり負担がかかっているので、入念な保湿ケアを行いましょう。もし肌が火照っていると感じる場合は、保冷剤をタオルで包んで火照りを冷ますことも重要です。
脱毛サロンに通う場合、事前に「○○はしないで下さい」と指示されるものがあります。第一に、前日・当日の飲酒。施術前に飲酒をすると、施術中に気分が悪くなることがあります。また施術直後に飲んだ場合は、身体にアルコールが回ることで体温が上昇し、肌も火照った状態になります。元々施術直後の肌は熱を帯びやすいため、肌に痒みを感じたり肌トラブルの原因になることがあるのです。同じような理由で脱毛直後のスポーツやサウナ、岩盤浴、入浴は避けましょう。しかし、お風呂に数日入れないのは辛いですよね。そう言う場合はぬるめのシャワーで汗を流す程度なら大丈夫です。
意外に思われるかも知れませんが、施術前の予防接種も控えることが推奨されています。予防注射を受ける時にも当日の入浴や飲酒、運動などの指示がありますが、実は脱毛もNGなのです。これは予防接種後の肌は敏感な状態であり、体調不良やアレルギー反応が出ることもあるため、肌に刺激を与える脱毛も控えた方が良い、という考えによるものです。
お風呂などは一日あければOKなので、脱毛も一日から二日程度日をあけていれば問題ないと感じるかも知れませんが、実はその考えは大きな間違いです。予防接種後に脱毛サロンに通うなら、1週間から10日は日をあけるようにしましょう。どの程度間をあけるかはサロンによって違うため、事前に問い合わせておくことをおすすめします。
次に光脱毛の痛みについてですが、これには個人差や部位による差があるものの、基本的にはそれほど強くは感じません。元々光脱毛はレーザー脱毛やニードル脱毛に比べて痛みが少なく、痛みに敏感な人でも受けられるため、レーザー脱毛の方が効果があると分かっていても、敢えて光脱毛を選ぶと言う人も居るくらいです。なおしっかりとした毛が密集しているデリケートゾーンや脇の下は、光脱毛であっても多少の痛みを感じることがあるので注意しましょう。
③医療脱毛の施術方法と痛み・効果について調べてみました
医療脱毛はクリニックで行うもののため、脱毛サロンに比べると少し敷居が高いように感じられるかも知れません。一体どのような流れで行われるのかについて、説明していきます。
基本的には、光脱毛とそこまで変わりません。カウンセリングで脱毛の説明や、どの部位をどの程度脱毛するかを相談し、現在の肌の状態をみてもらって方針を決めます。また実際にレーザーを使ってテスト照射を行います。
施術前日の注意点は光脱毛とほとんど同じで、自分で剃毛処理を行い、飲酒は避けるなどの体調管理を行うことが必要です。もし生理が来てしまった場合は、生理期間中でも受けられるかをスタッフの方に確認しましょう。
施術の手順ですが、まず自己処理し損ねた部位がある場合は、シェーバーで処理をして綺麗な状態にします。これは、医療脱毛で採用しているレーザーはメラニン色素に反応するものであるため、剃り残しがあるとそこに熱が集まってしまい、焼け焦げたり火傷の原因になってしまうためです。施術箇所にムダ毛が無い状態になったら、次はその部位の消毒を行います。医療用レーザーとは言え目に入っては危険なため、ゴーグルを着用します。顔を脱毛する場合はゴーグルが邪魔になるので着用できませんが、その代わり専用のコンタクトレンズが用意されています。
照射箇所のマーキングや、冷却ジェルの塗布をした後、いよいよ照射開始です。施術が終わったら肌をクールダウンさせるためにアイスパックなどで冷却し、皮膚が炎症を起こさないよう消炎剤を塗って終了となります。
クリニックで行うのはここまでですが、自宅に帰ってからも脱毛した箇所はしっかり保湿するよう心掛けましょう。またレーザーを照射した箇所は熱を帯びている状態のため、急激に体温が上昇すると痒みを生じる可能性があるので、入浴や飲酒、運動は避けるようにしてください。火照りや赤みが引かない場合は、すぐに医師に相談して肌の状態を診てもらうことをおすすめします。
施術後、数日たつと再び毛が生えてきますが、これは医療脱毛の効果の効果が無かったからではありません。むしろ逆で、効果が現れている証拠です。一見すると新しく毛が生えているように見えますが、実はこの状態は医療レーザーによって処理した毛が押し上げられた為に起こるもので、しばらく放っておくと生えてきた毛は自然と抜け落ち綺麗な状態になります。最初は毛穴が気になるかも知れませんが、すぐに収縮して気にならなくなります。
医療脱毛は光脱毛に比べると痛みが強いと言いますが、本当のところはどうなのでしょうか。痛みの感じ方は人それぞれなので一概に「痛い」、「痛くない」と言い切ることはできませんが、各クリニックの口コミやレビューを見ていると、確かに「痛みを感じた」と言う意見が見られますね。ただ、痛みの度合いはやはり個人差があり、痛みを感じやすい場所・感じにくい場所があります。よく言われるのは、「輪ゴムで皮膚を弾かれたような痛み」です。耐えられないほどではないけれど、思わず目をつぶってしまうような痛み、と言えば想像しやすいでしょうか。
光脱毛と同様、デリケートゾーンや脇の下、脚などのしっかりとした毛が密集している部位は痛みが強くなりやすい傾向があります。別料金になることも多いですが、お願いをすれば麻酔をしてもらうことで痛みを軽減させることも可能です。
④光脱毛の料金と通い方・実際のクチコミを調べてみました
光脱毛は脱毛サロンに何度も通って処理を行うため、「○回コース」と言うように回数で料金設定をされている場合も多いですが、短期間のうちに頻繁に通ってもそれほど効果は出ません。それどころか、意味が無いと言うこともあります。それと言うのも、脱毛をするには体毛の成長期に合わせなければならないからです。
体毛には、毛が生えてくる時期と、毛が生えきり成長が止まる時期、そして毛が抜け落ちる退行期、毛が抜け落ちた後のまだ毛細胞が育ち切っていない休止期があります。髪の毛はともかく、他の体毛は一定以上伸びる事はないですよね? 気を付けたいのは、退行期と休止期に光脱毛を行ってもほとんど効果が得られないと言う点です。光脱毛の光はメラニン色素に反応しますが、退行期から休止期にかけてはこのメラニン色素がほとんどないので、照射しても光が反応しないのです。当然、この期間に何度も通うと損にしかなりません。光脱毛を行う場合は、毛根がしっかりと育っている時期に光を照射する必要があるのです。
ならば、体毛の成長期に毎日のように通えば良いのではないか? そう思われるかも知れませんが、それも良くありません。光脱毛はニードルやレーザーに比べれば肌への刺激が少ないですが、それでも繰り返し行うことで肌に負担を強いることになります。近年では施術後にお肌のケアまでしてくれるサロンも増えてきましたが、それは言い換えれば、脱毛と言う行為がお肌の負担になると脱毛サロン側も認識しているから。脱毛を効率的に、かつお肌に負担なく行うには、毛周期に合わせて定期的に通うのが最も良いのです。
脱毛をする上で気になるのは、やはり料金ですね。細かい金額は脱毛サロンやどの部位を脱毛するか、何回コースかなどによって変わってきますが、6回コースで全身脱毛をする場合は164,700円程度が相場と言われています。人気が高い脇の下なら16,000円、デリケート(VIO)ゾーンは58,000円、範囲が広い背中は71,600円程度が相場なので、参考にしてください。
光脱毛の口コミを調べてみると、やはり「痛みが少なくて良かった」と言うものが多く見られますね。また、光脱毛は医療脱毛に比べると効果が弱く、何度も通わなければ効果が得られないと言う評価をされることが多いですが、「2、3回通ったら効果があった」と言うレビューも多く見られたため、必ずしも光脱毛=効果を実感するまでに時間がかかる、と言うわけではありません。
また様々な口コミを見比べてみたところ、効果がある人・効果がない人には一定の傾向があることも分かりました。光脱毛で効果を実感しやすいのは、まず肌の色が白い人・ムダ毛の色が黒くて濃い人です。脱毛に使用されるマシンの光はメラニン色素に反応しますが、この光は皮膚が白く、ムダ毛の色がはっきりしている、肌とムダ毛のコントラストが明瞭な人の方が効果を実感しやすいのです。そのため肌が色黒であったり、日に焼けている、体毛の色が薄いと言う人は、マシンが肌とムダ毛の色を識別するのが難しくなり、効果も実感しにくいのです。口コミだけでは、書き込んだ人の肌や体毛の色まで分かりませんか、「効果が実感できなかった」と言う理由から評価を低くしている人の中には、このような肌のコントラストの問題で効果があらわれなかったと言うケースもありそうですね。
光脱毛は回数を重ねることで次第に効果が表れてくる脱毛であり、1回目からハッキリと効果を感じられることはそれほど多くありません。個人差があるので中には最初から効果を実感できる人も居ますが、口コミを見ていると4回目くらいから毛の量が減ったと感じる人が多いようです。
レビューの中には、「非日常を味わえるのが良い」と言うものも多かったです。これはサロンの方針にもよりますが、光脱毛は基本的に脱毛サロン(エステサロン)で行うため高級感があるところも多く、リゾートホテルでエステやマッサージを受けているような気分になれることから、ちょっとした非日常を体験できると言うものです。日頃仕事や家事育児に追われがちな女性が日常を忘れ、脱毛すると共に気持ちをリフレッシュさせる場として人気を高めている節もあるようですね。全ての脱毛サロンが高級感のある演出をしているわけではありませんし、クリニックのような清潔感を重視したシンプルな内装のところも多いですが、やはり女性としてはラグジュアリーな空間には憧れるものがあるのも事実です。
⑤医療脱毛の料金と通い方・実際のクチコミを調べてみました
光脱毛に比べて効果が高いとされる医療脱毛ですが、通い方や注意すべき点はそれほど違いません。医療脱毛も毛周期に合わせて医療レーザーを照射することになるため、基本的には2~3月に1回の周期で通うことになります。光脱毛と違うのは、医療脱毛は効果が高いために回数が少なくて済むと言う点でしょう。光脱毛だと脱毛完了までには18回程度脱毛サロンに通わなければなりません。2~3ヶ月に1度の頻度で通うことを考えると、脱毛完了までにかかる期間は2年から3年程度と言うことになります。一方で医療脱毛が脱毛完了までに通う回数は、光脱毛よりもずっと少なく10回程度になります。期間も1年半から2年程度と、約半分です。医療脱毛の医療レーザーは光脱毛の光よりもずっと効果が高く、さらに短時間で脱毛を完了させることができますが、一方で痛みを感じやすく、光脱毛よりも料金が高いと言う点がネックになるため、総合的に見てどちらが自分に合っているのかで判断すると良いでしょう。
次は、医療脱毛のネックとして数えられる料金についてです。光脱毛と同様に、6回コースを基準に医療脱毛の相場をご紹介致します。医療脱毛はその効果の高さから、全身まるっと脱毛を希望する人が多いですが、全身を行う場合は6回で400,000円程度と非常に高額になります。脱毛サロンなら格安コースが用意されていることが多い脇の下も、医療脱毛なら140,000円程度と10万円を軽く越えます。これだけを見ると非常に高く感じるかも知れませんが、医療脱毛は光脱毛に比べて少ない回数で完了することができるため、一概に高いとは言い切れません。光脱毛を行っている脱毛サロンでも、悪質なサロンになると繰り返し来させるためにあえて弱い光を照射している、なんて詐欺まがいのところもあります。
また、光脱毛は規定回数の施術をしても満足いく効果が得られず、何度も通ったことで結局的に高くついてしまうこともあるため、それを思えば一概に「高い」とも言い切れません。脱毛の効果が弱いけれど料金が安く設定されている光脱毛に何度も通うか、料金は高めになるけれど効果がはっきり見て取れる限りなく永久脱毛に近い医療脱毛に通うか、よく比較して検討しましょう。
最後に、医療脱毛の口コミを調べてみました。医療脱毛はその効果の高さから、「やって良かった」と言う感想を抱いている人が非常に多いです。毎日ムダ毛処理をする手間が無くなるだけでなく、カミソリで皮膚をいためることもないため、お肌もツルツルになります。
中には部位によって光脱毛と医療脱毛を使い分けていると言う人の感想もありましたが、やはり脱毛の効果は医療脱毛の方が上のようです。その人が光脱毛と医療脱毛を使い分けた理由は「痛みに弱いので、痛みが強いと言われている医療脱毛でデリケートな場所を脱毛するのは避けたい」と言うもので、痛みに敏感だと自覚している人はこのような使い分けをするとストレスなく脱毛できますね。
家庭用脱毛器を使って脱毛していたと言う人が、効果が得られず医療脱毛で脱毛をしたと言うレビューもありました。実際に調べたことがある方ならば既にご存知かと思いますが、家庭用脱毛器は意外と高価な商品であるため、レビューをした人もまさか全く効果が得られないとは思っていなかったようです。藁にも縋る思いでクリニックに足を運び医療脱毛をしたところ、家庭用脱毛器の失敗があったので最初はそこまで期待していなかったものの、1回、2回と繰り返すうちに効果があらわれ、3回目にははっきりと減毛したのが分かり、脱毛完了前なのに目に見えてツルツルになったお肌に感激した様子です。最初は料金の高さから躊躇っていたようですが、そのレビューは「満足です!」と言う言葉で締められていました。確かに医療脱毛の料金は光脱毛などに比べると高めに設定されていますが、その分効果は高く、口コミやレビューを読んでいても受けた人の満足度が高いことが分かります。
口コミを読んでいて驚いたのは、「医療脱毛をして後悔した」と言うネガティブな内容のものが少なかった点です。もちろん全部が全部肯定的な意見ということはなく、「痛くて施術が辛かった」「期待していたほどの効果はなかった」などの感想もあるにはありましたが、元々医療脱毛の効果には個人差があることを考えれば、多少否定的な意見が出てくるのも仕方がないことです。またネガティブな口コミ・レビューをしている人も、「全く効果が無かった」と言っている人は殆ど居なかったため、一定の効果は得られていることが分かります。
実際に脱毛を経験したことがある人は、やはりクリニックの医療脱毛を高く評価しており、美容に関する質問掲示板で「脱毛をしたいのですが、オススメはありますか?」と言う質問に対して「脱毛をするならクリニックが良い」と言う回答が多くついていました。実際に医療脱毛をしたことがある人の多くがその結果に満足していて、他の人にもすすめています。
医療脱毛をした人の多くが選択しているパーツは、やはりワキです。もはや脱毛の代名詞とも言えるパーツですね。タンクトップやノースリーブ、水着を着る時に必ず処理する部位であり、それだけに黒ずみを起こしやすい場所ですから、脱毛を希望する人はかなりの確率でワキを選択します。また、ワキを脱毛したところ思いのほか効果に満足がいったため、他の部位も追加でお願いしたり、全身脱毛に思い切ると言う人も少なくありません。複数の箇所を脱毛する場合は、脱毛部位を一つ一つ追加していくよりも、まとめて脱毛してもらうコースや全身脱毛を選択する方がお得になるので、脱毛箇所を決める前に口コミやレビューを参考にすると良いでしょう。